サトウ食品、テレビCMの抑制で営業利益3.2倍へ:Garbagenews.com
これは数字を見てちゃんと見ないと、文字だけで「ほら!マスメディアめ!」みたいな感覚だけで読むとステレオタイプ的な解釈に陥ってしまいそうなところですね。という訳で、グラフを眺めてみる。
コスト管理の前年比を見てると、売上と粗利が減ったので、最終的な利益をどこでどう確保したらいいか、という考え方になってるのと思われます。キャッシュ経営みたいな感じかな、全体のパイを闇雲に考えるよりは最後残るものをどう確保するか考えるアプローチ。
で、実は販促費もざっくり削られている。これは企業努力という言葉と近いのかもしれません。売上利益の減少幅よりも多く削られてるということは、利益構造は良くなってるので。
で、広告宣伝費が前年比でざっくり7割減。額にすると、営業利益の増額はそのまま宣伝費と販促費の削減で捻出されているという形になります。
経営的観点からすると、売上至上主義から利益重視に切り替わったという見方をするのがシンプルでしょうね。そして、上とも重複しますが、売上伸ばせば利益は着いて来る=バンバン売り込もうぜCM販促GOGO!ってのではなく、すっきり無駄なくスリムに筋肉質においそこ無駄な動きをするな、という感覚になる。つまり、利益に結びつかない売上は忌避されることになる。手元に残らんものを表の数字だけ作るのに努力してどうする、ってな。
一般トレンドに結びつけると、いいか悪いかはともかく、効果の見えない分からないものは避けるようになってるんですよね。ROなんちゃらの効率が重視される世界。
そして、やっぱり事例として出てきてこう世の中的なコンセンサスになってるという流れの確認ですね。ぐるっとブーメランするところも考慮するとどのようなストーリーが育ってることになるのか。
単純に「マス広告止めたら利益回復」じゃないですね。広告(ブランド買い)に頼らないということは、安く売られちゃうことへの抵抗が必要で、そこには販売営業とか店頭企画とかヒトの活躍が必要かなと。ようは知的労働比重が高まっている。で、知的労働も定量化は難しくて「わけわからん」度合いはマスと同じかもしれないけど、少なくとも多様性があることでヒットが出る確率は高い。あとはヒットをどうやって横展開するのか。なので、テーマはSNSとか、コラボツール系に流れるというストーリーを考えてみた。