案件プライムを取ってこれるような大手システムインテグレータでの
システムインテグレータは若手を、PMにいたるまでのキャリアパスへと
導くための初歩的なプログラミング経験や、運用技術の実務経験を積ませていく。
その成長過程で重視され、身につけることを求められているのは、技術力よりもマネジメント能力と業務知識だ。
技術力よりも対人折衝力と大勢を指揮するマネジメント力が重視され、技術力は他社任せなってくる。
つまりシステムインテグレータでは社内の技術力を追求していない。
システムインテグレーターは自分たちがデザインしたシステムを作るうえで
自分たちがもっていない必要な技術を、ベンチャーや下請けを使って組み合わせていくからだ。
それを可能にする能力である、マネジメント能力と業務知識こそが、システムインテグレータ社員のMUST要件だ。
パブリッシャーであればシステムインテグレータ同様、マネジメントと対人折衝力が求められるが、
下請けに入っている開発会社では、売れるものを自分たちで組み立てていく技術力を求められている。
そこではソフトハウスがパブリッシャーの持つ商流に頼らなくても
直接エンターテイメントを一般ユーザへと公開できる環境が整っている。
パブリッシャーとソフトハウスの関係を、システムインテグレータと下請け
の関係の比喩として考えるなら、今はクラウド的なプラットフォーム上に
技術力を持った下請けやベンチャーが直接サービスを提供できる時代になって
いる状況でSI屋が直面してきた危機と同じ危機が、プラットフォーム屋や
パブリッシャー、・・・中でもゲームハードを持ったパブリッシャーを悩ませているように見える。
システムインテグレータやパブリッシャーは今までは販路を握って
マネジメントとカネでそれぞれの領野のビジネスを仕切っていたが、
今はその販路が、システムインテグレータの場合はクラウド的なもの、
ゲーム業界の場合はソーシャルゲーム的なものを通じて開発会社が直接顧客へリーチし、
バイラル効果と検索連動型広告で縦横無尽に流通する様相を呈しつつある。
システムインテグレータの受注能力と、パブリッシャーの販路を中抜きしたビジネスが
成立するようになっているのである。
SIerが技術力を求めているという誤解 - AFTER★SE7EN (via sironekotoro)
結論として「ゲームのような独立した小型アプリはクラウドに流れる」は理解できて、ただ、それはSIerの牙城ではない。むしろ、いままでは小さな個人ソフトハウスがやってきた部分にクラウド(=単一技術)を通じてSIerが入ろうとしているのでは。いろいろと論点は多いですよ。